朝早くに起きて一日働いて、寝て起きて働いての生活を続けられる気がしない。所謂まともな社会人生活というものが送れる気がしないのである。暇に任せて、いや本当は暇ではないと思うのであるが、まあとにかく考えてみたところ、日中から夜にかけて数時間働き、自分ひとりを養うだけのお金がもらえたらそれで生活は続けられるのではないかという結論に至っている。残りの人生で私がやるべきことは、親を看取ること、親戚筋に迷惑が掛からないよう相続を進めること、墓を仕舞うこと(=永代供養に出す)、などといったところか。もろもろの手続きについてはちまちまと調べを進めていって、親が死んだらつつがなくすべてを進められるようにしておこう。富や名声を求めるような人間でなくてよかった。最近またぐっと自分の核に迫っている気がする。自分の中の透明な尖りを壁の隙間から覗き見ている。